4月の兵庫鉱工業生産、2カ月ぶり低下 基調判断「持ち直している」は据え置き

20210622鉱工業生産

 兵庫県が22日に発表した4月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比3.6%低下の97.0だった。2カ月ぶりに生産の減少を示した。兵庫県は、生産活動の基調判断を据え置き、8カ月連続で「持ち直している」との見方を示した。

 主要9業種の生産指数では6業種が低下した。指数でのウエートが最も大きい「電気・情報通信機械工業」と2番目の「化学工業」が低下に転じたほか、「鉄鉱・非鉄金属工業」「金属製品工業」「輸送機械工業」「よう業・土石製品工業」の生産が減少。半面、「生産用機械工業」「はん用・業務用機械工業」「食料品工業」の指数が上昇した。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が14日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値が前月比2.9%上昇の100.0と、2カ月連続で生産の増加を示した。

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