井戸兵庫知事「夜7時だと酒を飲みに兵庫に来る可能性は低い」 協力金が課題に
- 2021/06/18
- 00:03

兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は17日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議の終了後に記者会見し、「まん延防止等重点措置」として飲食店での平日の酒類提供を午後7時までにした理由について「夜7時までだと、会社を終えてからわざわざ兵庫にくる可能性は低いのではないか」との見方を示した。隣接する大阪府が仮に酒類の提供を全面的に禁止したとしても、兵庫県に飲酒を目的とした人の流れを発生させないための措置という。
井戸氏によると酒類の提供を午後7時までにする方針は、16日に開いた京都、大阪、兵庫の3知事テレビ会議でも伝えていた。その際に「土日をどうするかは検討中」とも話したという。ただ「『昼飲み』などはかねて指摘されてきたし、人の流れを促進しないという意味で」土日に酒類の提供を禁止することに決めた。京都府と大阪府は18日に新型コロナ対策本部会議をそれぞれ開催し、21日からの「まん延防止」期間中の対策を決める予定だ。
一方で、酒類の提供禁止について「いままでに曜日を限った例がない」ことから、土日に酒類を提供しない飲食店に、協力金をどう支払うか今後詰める必要がある。時短営業を巡って井戸氏は「国としては酒の提供を認めることにしたので、協力金の単価は3万円になった」と、従来の1日あたり4万円から減額されたと明らかにした。ただ「何らかの上積み措置は必要」との見方を示し、土日は従来通り4万円を支払えるか検討したい意向も示した。
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