川重、インド重電最大手と鉄道車両で協力 共同受注めざす

 川重は29日、インド重電最大手のバーラト・ヘビー・エレクトリカルズ(BHEL)と鉄道車両分野で協力することを合意したと発表した。今後はインド国内で鉄道車両の共同受注をめざす。BHELが進めている車体がステンレスの電車工場建設に技術供与するほか、日印政府が進めるインドの高速鉄道の車両製造を視野に入れて協力する。

 インドではデリーやムンバイ、チェンナイなどの人口100万人を超す大都市で、地下鉄などの交通網の整備が急ピッチで進む。このため鉄道車両の需要が旺盛だ。加えて日印政府がインド・アメーダバード間などで高速鉄道を計画。モディ政権は製造業育成の観点から、高速鉄道車両をインドでの現地生産するよう求めている。

 BHELはインド政府が株式の過半数を所有。鉄道向けではインド国鉄に電気機関車や貨物用ディーゼル機関車、電車用の電装品などで実績がある。今後は都市交通にも高速鉄道にも積極的に進出したい考え。川重が持つ新幹線などの高い技術力とBHELの生産力で、拡大するインドの鉄道市場に安定的に車両を供給できる体制を整える。

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