神戸空港、化学消防車と給水車を更新 開港以来初の置き換え・22年5月完了
- 2021/06/14
- 02:53
関西3空港を運営する関西エアポート(大阪府泉佐野市)は、神戸空港の大型化学消防車3台と給水車1台を更新すると発表した。開校前の2005年9月から配置されていた消防車と給水車を初めて置き換える。消防車、給水車ともに性能が向上。より安全に空港を運営し、旅客の安心感につなげる。すでに新しい消防車1台(1枚目の写真=関西エアポート提供)の配備を終え、2022年5月までに合計4台の更新を終える計画だ。この設備投資額は明らかにしていない。
消防車は、関西国際空港でも使用している豪消防車・消防設備メーカーのローゼンバウアー社が製造した化学消防車だ。出動から事故現場に到着するまで2分以内とする緊急走行を、より安全にできるようになる。22年5月に配備予定の3台目は、神戸空港で初めて「HERT型」(2枚目の写真に関西国際空港に配備した同型車=同)を導入。機体に穴を開ける装置を付けたアームの先から水や消化液が噴射できる。機体内部に直接放水するなど、これまでになかった消化戦術が採れる。
消防車に追加の水を供給する給水車は、日本機械工業(東京都八王子市)が製造したもの。タンク容量は8000リットルと従来と同じだが、タンクの形状が楕円から角形に変わることで、救助に必要な機材を積載できるスペースが大幅に増える。給水車としてだけでなく、効率的な救助活動をめざす。関西エアポートが中期計画で示した設備投資計画には、消防車両の更新も予定していた。
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