神戸製鋼、ワクチン集団接種会場を提供 神戸市が22日から5カ所増設で
- 2021/06/12
- 11:12
神戸製鋼所(5406)と子会社の国際健康開発センタービルは11日、神戸市中央区のHAT神戸地区にあるオフィスビル「国際健康開発センター(IHDセンター)」9階の会議室を、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場として提供すると発表した。神戸市から会場提供の要請があり、協力することを決めた。
IHDセンターは会社や団体などの事務所と貸し会議室がある。入居しているのは世界保健機関の健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)や、シスメックス(6869)本社、神戸製鋼の関係会社など。比較的大きな会議室があり、近隣に住民も多いことから接種会場の適地と神戸市が判断したようだ。
神戸市は22日から新型コロナワクチンの集団接種会場を増設。IHDセンターなど5カ所を追加し、18カ所になる。1日に接種できる回数が約350回増える。7月上旬には、さらに7カ所を増設して1日に約400回増える。集団接種会場で1日に合計3150回、接種できるようになる。
現役世代の接種が始まるのをにらみ、神戸市は「多様な接種会場を設ける」(久元喜造神戸市長)計画だ。大規模接種会場のノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)と神戸ハーバーランドセンタービル(神戸市中央区)には託児スペースを設けるほか、週末のみ開設する集団接種会場なども設ける。
7月上旬には2カ所の大規模接種会場と25カ所の集団接種会場だけでも、1日あたり1万回超の接種が可能になる。約800カ所の診療所などが個別接種会場になることを考慮すれば、一段と神戸市でのワクチン接種は加速する公算だ。
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