神戸文化ホール、ネット配信向け光回線を貸し出し 期間限定7月まで無料

20210608神戸文化ホール大

 神戸市民文化振興財団は、同財団が運営する神戸文化ホール(神戸市中央区)で、公演のネット配信などに使えるインターネットの光回線の貸し出しを始めた。大ホールの下手(客席から舞台向かって左)の舞台袖に1回線、中ホールの上手(同右)の舞台袖に1回線をそれぞれ設置。ネット接続会社とも契約し、LANケーブルでカメラやパソコンなどに接続すれば使えるようにした。通常は1催事あたり1ホール8000円で貸し出すが、7月31日まで無料で貸し出すキャンペーンを実施する。(写真は大ホール=神戸市民文化振興財団提供)

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言に伴う利用制限で、ホールには収容定員の50%しか観客を入れることができない。コンサートなど催事のチケットが完売しても、従来に比べて売上高が半分にとどまる計算だ。このためネットでライブ動画を有料配信しやすい設備を求める声が増えていた。これまでネット配信するには、建物への引き込み線を直接分岐し、ホール内の観客が通る場所にもケーブルを通すなど煩雑だった。配線には専門の業者を手配する必要もあった。

 回線の整備で同ホールを使ったネット配信の場合に、主催者の負担が大幅に軽減されるようになった。無観客で収益事業として成立させることもできる。このことで、神戸文化ホールの音楽や演劇での利用を促したい考えだ。さらに他会場とも結んで開催する会議場としての使い勝手も向上した形だ。設備に関する問い合わせは神戸文化ホール施設管理課で受け付ける。(電話078・351・3535、月曜〜金曜・祝日と施設点検日を除く)

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