ワールド株が4日続伸、値上がり率12位 百貨店再開で恩恵の見方

20191231神戸株ワッペン

終値 1588円 +101円(+6.79%)


 4日の東京株式市場ではアパレル大手のワールド(3612)が4日続伸。一時は前日比109円高の1596円まで上昇した。終値でも東証1部の値上がり率ランキングで12位に並んだ。東京都と大阪府で新型コロナウイルスの緊急事態措置が一部緩和されたことで、1日から百貨店が相次いで営業を再開。百貨店に出店しているブランドが多い同社が、百貨店の再開で恩恵を受けるとの見方から買いを集めた。

 前日大引け後に5月の売上高動向を公表。国内既存店舗の小売り売上高が前年同月の82.9%増と、大幅な伸びを記録したのも買い安心感につながったもよう。ただ新型コロナの影響が出る前の2019年5月との比較では50.1%減だった。5月末で208店の臨時休業(土日のみ休業は256店)がすべて営業を再開した際に月次動向がどうなるかが焦点で、買いの継続は見極める必要があるとの見方も聞かれた。

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