バンドー、伸縮性ひずみセンサー使った医療機器の第2弾 呼吸リハビリで使用

20210603バンドーResMo

 バンドー化学(5195)は子会社の医療機器メーカー「Aimedic MMT(アイメディックMMT)」が、呼吸数を計測する「ResMo(レスモ)」(写真=バンドー提供)を1日に発売したと発表した。バンドーが開発した伸縮性ひずみセンサー「C-STRETCH」を活用した医療機器としては足関節の不安定性を計測する「ATメジャー」に続く第2弾だ。アイメディック社が厚生労働省から製造販売承認を取得した。

 主に呼吸リハビリテーション施設での使用を想定する。現在の呼吸リハビリテーション領域では、主として呼吸数を患者にが数えたり、検査者が見た目で判断するといった、主観評価が主流になっている。ResMoに搭載した伸縮性ひずみセンサーで検知することで、呼吸数を客観化することが可能になった。加えて、動脈血酸素飽和度(SpO2)、脈拍数が患者の身体を傷つけない非侵襲で計測。計測値が呼吸リハビリテーションの補助になる。

 バンドーは「C-STRETCH」を活用した医療機器・ヘルスケア機器事業への参入を掲げて19年5月にアイメディック社を買収。「呼吸数計測」「関節可動域計測」「嚥下評価」の3分野で開発を進めた。関節可動域計測では20年10月にATメジャーを発売。今回は呼吸数計測の製品を発売した。引き続き同社グループで嚥下(えんげ)評価の領域での機器開発を進め、早期の製品化をめざす。

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