英語教育ベンチャーNEIジャパンが本格稼働 19年の「500KOBE」参加

 米国の英語教育ベンチャー「Native English Institute(ネイティブ・イングリッシュ・インスティチュート、NEI)」の日本法人であるNEIジャパンが本格稼働する。本社を予定するオフィスをポートアイランド(神戸市中央区)の神戸医療産業都市に確保。神戸市は同社を、兵庫県と連携して実施するスタートアップ向け賃料補助の対象と4月27日付で認定した。社内の英語教育プログラムとして、同社のサービスを利用する日本企業の開拓に乗り出す。

 米NEIは2019年に、神戸市と米有力ベンチャーキャピタルの500スタートアップスが共同で展開するスタートアップ育成プログラム「500 Kobe Accelerator(500神戸アクセラレーター)」に参加した。日本での事業展開に向けて1億7500万円の資金調達にも成功していた。計画どおり20年3月に日本法人を設立したが、その後は新型コロナウイルスの感染拡大が影響。代表者のフリス・マイヤー氏も、なかなか来日できないなどで事業展開が遅れていた。

 ただ、今年に入って新型コロナの感染終息後をにらみ、活動を積極化。外国語として英語を教える資格を持つネイティブスピーカーが講師を務めるほか、仕事や関心などに応じて受講者ごとに異なる教材を機械学習で組成することなどで、関心を持つ企業が出始めたという。現在は大手の医薬品、IT(情報技術)関連、金融などで商談が進みつつある。今後は神戸のオフィスに、現在は海外在住のエンジニアやネイティブスピーカーの講師らを呼び寄せ、事業を前進させる。

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