3月の兵庫県一致指数は小幅に低下 基調判断は「改善している」据え置き

 兵庫県が31日に発表した3月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月から0.1ポイント低下の74.2だった。2カ月ぶりに低下した。生産の回復で製造業などが回復基調にあるが、感染対策などを背景に回復のペースが緩やかであることなどを反映したようだ。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断を据え置き、5カ月連続で「改善を示している」との見方を示した。

 一致指数の低下は、大口電力消費量や実質百貨店販売額の減少、機械工業生産指数の低下などが響いた。半面、鉱工業生産指数の上昇や企業収益率(製造業)の改善、着工建築物床面積の増加などでは補えなかった。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比5.9ポイント上昇の110.8と、2カ月連続で上昇した。新規求人数や新車新規登録台数の増加に加え、日経商品指数(42種)の上昇などが寄与した。

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