井戸兵庫知事、アストラゼネカ製のワクチン活用を求める 全国知事会

20210529井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事は29日にテレビ会議システムを通じて開催した全国知事会(写真)で、英アストラゼネカが開発した新型コロナウイルスのワクチンを公的な接種にも活用するよう求めた。井戸氏は「承認したのに使用しないなんていう例はどこにもない」と指摘。「他国やWHO(世界保健機関)でも有効性を保証されているので、これを活用することをぜひお願いしたい」と主張した。

 厚労省は21日に英アストラゼネカと米モデルナが開発した新型コロナワクチンの製造販売を承認。だがアストラゼネカ製については接種後に血栓ができる事例があるとして、公的な接種にただちに使用しないことも決めていた。

 知事会での発言終了後に井戸知事は記者らの取材に応じ、発言の意図について、厚労省が承認した限りは「懸念材料があるなら早く検討したうえで、活用するのが基本」と説明した。さらに「日本における生産基地が神戸にあるので、国産ワクチンという地の利を生かしてほしい」とも付け加えた。

 アストラゼネカのワクチンは政府が調達した接種1億2000万回分のうち、JCRファーマ(4552)が9000万回分の原液を神戸市内の工場で製造。第一三共(4568)と、明治ホールディングス(2269)傘下のKMバイオロジクス(熊本市)が製剤化を担当する。
 
 このほか井戸氏は知事会で、全国から看護師50人、保健師15人の派遣を受けたことへの謝辞を述べた。加えて地方創生臨時交付金の留保分2000億円について早期配布、重点配分、さらに緊急事態宣言を踏まえた一段の増額などを求めた。

 この日の全国知事会は、11都道府県での新型コロナ緊急事態宣言の延長が決まったのを受けた「新型コロナウイルス緊急対策本部」として開催し、英国株やインド株といった感染力が強い変異株の封じ込めや、ワクチン接種体制の強化などを求める要望書をまとめる。

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