金田GセブンHD会長「M&Aは積極的に取り組む」 25年に1000店舗

 業務スーパーやオートバックスなどの加盟店を展開するG-7ホールディングス(7508)の金田達三会長兼CEO(最高経営責任者)は24日午後に開いた決算説明会で、「M&A(合併・買収)には積極的に取り組む」と意欲を示した。M&Aは店舗数の拡大に欠かせない手法であるとの見方を強調した。M&Aで強化する分野については「当社がやっている事業」と述べ、幅広く取り組む方針だ。一方で「新規事業については慎重に取り組む」という。

 同社が展開する店舗の多くはフランチャイズ(FC)加盟店のため、店舗展開にはFC本部との合意が必要だ。自社をきっかけとしたM&Aでは、場合によっては本部との合意形成に時間がかかる可能性もある。それもあって金田氏は「本部が持ちかけてきたM&Aについては無条件にやっていきたい」と語った。

 現在M&Aに投入できる資金が約50億円あるという。このほか今期の新規出店に15億円、改装費用に10億円を予定。「新たな資金調達の必要はない」としている。手元の現金を積極的に投資に回し、中期経営計画で示した2026年3月期に1000店舗、売上高2500億円の達成につなげたい考えだ。

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