食物アレルギーの「副読本」小学校に配布 ケンミンなど「プロジェクトA」


20210520食物アレルギー副読本

 オタフクソース(広島市西区)、ケンミン食品(神戸市中央区)、永谷園ホールディングス(2899)傘下の永谷園、日本ハム(2282)、ハウス食品グループ本社(2810)傘下であるハウス食品の食品メーカー5社は、小学生向けに食物アレルギーに関する「副読本」(写真=ケンミン食品提供)の配布を今月始めた。食物アレルギーに配慮した商品やレシピの普及や共同開発に取り組む「プロジェクトA」としての活動の一環だ。高学年が対象で、小学校の求めがあれば必要な部数を無償で提供。症状を持たない子供も食物アレルギーについて理解を深められるようにする。

 副読本ではまず、食物アレルギーが人に伝染することはなく、好き嫌いとも異なることを伝える。次に食物アレルギーの症状が人によって異なることや、原因になる食べ物があることを説明する。さらに給食でも工夫があることや、パッケージの表示から食物アレルギーの原因になる食べ物が含まれているか分かること、食材を工夫すればみんなで同じものを貯められるようになることなどを紹介する。食物アレルギーに配慮したレシピなども一部を掲載した。

 食物アレルギーについて理解が深まる5〜6年生を主な対象とし、家庭科や保健、総合学習などの需要での活用を想定している。プロジェクトAに参加する各社の地盤である東京都、大阪府、兵庫県、広島県の小学校を中心に、案内を始めた。4都府県以外の小学校からも、求めがあれば配布する。分量はB5版で16ページ。昭和大(東京都品川区)医学部の今井孝成教授が監修、全国小学校家庭科教育研究会の会長だった曽我部多美氏も編集に携わった。

 「プロジェクトA」は2018年9月に4社で発足。食物アレルギーに配慮したレシピの開発や、理解を深めるための講演会などを開催してきた。コメが原料のビーフン国内最大手であるケンミン食品は、小麦粉を使わない「お米のめんシリーズ」やライスペーパーなどを製造。食物アレルギー対策として活用できる食品をかねて製造してきた経緯もあることから、今年1月にプロジェクトAの活動に参加した。

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