上組の今期、純利益3%増の184億円に 増配継続・株主への利益配分強化

20210515上組決算

 港湾運送大手の上組(9364)は14日、2022年3月期の連結純利益が前期比3%増の184億円になりそうだと発表した。国内、海外とも取り扱い貨物量の回復が前期の後半から継続。増収効果による増益になる見通しだ。新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令される前の20年3月期と同程度まで、利益水準が回復する。

 売上高に相当する営業収益は8%減の2470億円、営業利益は1%増の244億円を見込む。上組によると、見かけ上の売上高は減少するが、今期から収益認識の新基準を適用することを考慮すれば実質的には増収になるという。国内物流ではコンテナ、自動車、工場内物流のいずれも回復を想定する。

 年間配当金は前期比4円増の54円(うち中間27円)を予定する。前期も減益ながら50円と前の期に比べ4円増配していた。同社は14日に、25年3月期を最終年度とする中期経営計画を見直し、株主への利益配分を強化すると発表。23年3月期〜25年3月期には連結配当性向を40%に引き上げる。前期や今期の増配も配当性向を高める一環で、今期の配当性向は34.1%(前期は32.7%)になる見込み。

 同時に発表した2021年3月期の連結決算は、純利益が2%減の179億円だった。年度前半の新型コロナ感染拡大を受けた経済活動の停滞で、港湾運送の需要も低迷した影響が残った。営業収益は4%減の2682億円、営業利益は1%減の244億円になった。

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