ビオフェル、今期税引き益6%減に 増収も研究開発と広告宣伝を強化で

20210512ビオフェル決算

 整腸剤を製造するビオフェルミン製薬(4517)は12日、2022年3月期の単独税引き利益が前期比6%減の14億円になる見通しだと発表した。増収を見込むが、新製品の開発をめざして研究開発投資を強化する。さらに主力の「新ビオフェルミンS」に加え、新製品の「ぽっこり整腸チュアブル」などの知名度向上をめざして広告宣伝費を増やす。このため販管費の増加が利益を抑制する。

 売上高は3%増の111億円、営業利益は4%減の19億円を見込む。前期は外出自粛の影響などでドラッグストアで販売する新ビオフェルミンSの販売が鈍り、この反動で増収になる。ただ足元では新型コロナウイルスの緊急事態宣言が延長されるなど不透明要因も多いことから、製品の販売は20年3月期には届かない想定だ。

 年間配当は前期据え置きの60円(うち中間30円)を予定する。

 同時に発表した21年3月期の単独決算は、税引き利益が前の期比31%減の15億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大による消費者が外出自粛を受けて、ドラッグストアなどで販売する「新ビオフェルミンS」が伸び悩んだ。売上高は前の期比9%減の108億円、営業利益は33%減の20億円だった。

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