川西倉、今期純利益35%減に 前期に受取補償金の特別利益など反動で

20210512川西倉決算

 神戸港や大阪港などで倉庫を展開する川西倉庫(9322)は12日、2022年3月期の連結純利益が前期比35%減の3億5000万円になりそうだと発表した。前期に特別利益として計上した約7億円の受取補償金がなくなる。前期に計上した営業所閉鎖損失やシステム開発中止に伴う損失もなくなるが、差し引きで最終減益になる見通し。年間配当金は前期比3円減配の12円(うち中間6円)を予定する。前期は15円だったが、このうち特別配当の3円がなくなる。

 売上高に相当する営業収益は8%減の207億円、営業利益は7%増の5億円を見込む。前期に子会社を売却したほか、営業所の閉鎖による減収の影響が表れる。半面、新型コロナウイルスの感染拡大で前期に減少した貨物取扱高と港湾運送業務は回復を見込み、採算が改善。減収でも営業増益を確保する。同社は今期から収益認識の新会計基準を適用。前期にも同基準を適用したと仮定すると、営業収益は前期比2%減になるという。

 今期の設備投資額は完成ベースで約35億円を見込む。京浜支店ベイブリッジ営業所(仮称、横浜市中区)は横浜港の本牧ふ頭に建設中で、10月の完成を予定。同営業所の総投資額は28億9000万円になる。このほか危険品倉庫の建設や、既存倉庫の定温機更新などを計画している。前期の設備投資は、京浜支店で大黒営業所上山倉庫の新設などで、11億円だった。

 同時に示した2021年3月期の連結決算は、純利益が前の期比2.2倍の5億4100万円だった。特別利益として計上した7億円の受取補償金が寄与。営業所閉鎖損失やシステム開発中止に伴う損失の計上を補った。新型コロナの影響を受けたコンテナ不足による輸入貨物の減少などで、営業収益は6%減の224億円。営業利益は14%減の4億6700万円だった。

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