日経平均株価が急落・909円安 値がさハイテク軒並み下落、川重と神戸鋼も安い

20191231神戸株ワッペン

日経平均終値 2万8608円59銭 -909.75円銭(-3.08%)

 11日の東京株式市場では日経平均株価が急落した。終値は前日比909円75銭(3.08%)安の2万8608円59銭だった。前日に米株式相場が、ハイテク株の主導で下落した流れを受けた。日経平均への寄与度が高いソフトバンクグループ(9984)や東京エレクトロン(8035)といった値がさのハイテク株が軒並み売られたのが響いた。

 日経平均は2万5000円近辺で推移していた昨年11月から急上昇し、2月16日には3万467円と1990年8月1日以来およそ30年半ぶりの高値を付けていた。ただ、その後は上昇ピッチの速さを警戒した利益確定の売りが断続的に出て、上値が重くなっていた。

 さらに一段高のきっかけになると期待されていた2021年3月期の決算発表に伴う、22年3月期の業績予想では減益見通しの発表や、増益見通しでも高い市場の期待値に届かないケースが相次いでいる。上値追いのタイミングにはなりづらいとして、国内外の投資家がいったん手じまいに転じることへの警戒感も大幅な売りにつながったとみられる。

 この日は神戸市に本社がある会社で日経平均採用の神戸製鋼所(5406)、川崎重工業(7012)もそろって下落した。特に川重は東証昼休み時間中に21年3月期連結決算を発表。22年3月期は2期ぶりに最終黒字を回復する見通しを示した。だが「大きな意外感は乏しい」といった見方もあり、ひとまず好材料出尽くしとみた売りで後場に下げ幅を拡大する展開だった。

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