トーカロ、今期純利益6%増に 半導体関連が伸びる・自動車も回復

20210511トーカロ

 表面処理加工のトーカロ(3433)は10日、2022年3月期の連結純利益が前期比6%増の58億円と、過去最高益を更新する見通しだと発表した。前期に続き半導体製造装置の部品向け加工が伸びる見通し。前期に計上した米子会社の工場や生産装置の減損損失3億4900万円がなくなる。年間配当金は前期に続き35円(うち中間17円50銭)を予定する。

 売上高は5%増の410億円、営業利益は4%増の90億円を見込む。分野別の売上高は半導体・FDP製造装置用部品は7%増、産業機械用部品は2%減、鉄鋼用設備は2%減、自動車関連を含む国内子会社は19%増に回復するなどを予想している。収益認識の新基準を今期から適用することで、前期まで営業外収益としていた「受取ロイヤリティー等」を今期から売上高に計上。1億3000万円(前期は2億2000万円)を見込む。

 今期は東京工場(千葉県船橋市)で半導体関連の新棟完成を予定。線幅10ナノメートル未満の微細化が進んだ半導体を製造する装置部品などに対応する計画だ。手狭になった水島工場(岡山県倉敷市)は移転拡張し、来期早々の稼働を見込む。投資総額はそれぞれ20億〜25億円を想定している。

 同時に発表した21年3月期の連結決算は、純利益が前の期比24%増の54億円と最高益だった。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が普及するなど、世界的にパソコンやサーバーの需要が高まったのが波及。半導体製造装置の部品向け溶射加工が想定を上回る需要を集めた。売上高は3%増の390億円、営業利益は32%増の86億円だった。期末配当金は前年同期比10円増の22円50銭とし、年間では前期比10円増配の35円と過去最高になった。

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