TOAの今期、純利益7%増に 国内建設市場の回復見込む

20210508TOA決算

 放送機器大手のTOA(6809)は7日、2022年3月期の連結純利益が前期比7%増の17億円になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で商業施設などの新築が減少した影響で、前期に落ち込んだ国内市場は回復する見通し。増収効果で利益も拡大すると見込む。ただ同じく前期に新型コロナの影響が大きかった、インドネシアを中心とした海外でイスラム教のモスク(礼拝所)向け需要は不透明として回復を織り込まなかった。

 売上高は4%増の420億円、営業利益は25億円になる見通し。当初は前期に計上を予定していた関西国際空港向けの6億円強の案件が、今期に納入できるという。テレビ会議システムを通じて記者会見した竹内一弘社長は、予想の上振れ要因としてモスク向け需要の早期回復を挙げた。半面、下振れ懸念としてルネサスエレクトロニクス(6723)那珂工場で3月に発生した火災による半導体不足の影響が、現時点でぬぐい切れない点だと話した。

 年間配当計画として前期据え置きの20円(うち中間10円)を示した。ただ20円は「安定配当」として同社が設定した配当金の下限値。業績に連動して配当性向35%を目安に、期末までに改めて配当額を決める方針だ。

 同時に発表した21年3月期の連結決算は、純利益が前の期比23%減の15億円だった。新型コロナの影響で国内外で減収だったのが響いた。売上高は10%減の405億円、営業利益は34%減の22億円だった。

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