ワールド、今期最終黒字35億円に 新型コロナ影響縮小で2期ぶり復配

20210506ワールド決算

 アパレル大手のワールド(3612)は6日、2022年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が35億円の黒字(前期は171億円の赤字)になる見通しだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う百貨店の臨時休業などの影響が縮小することによる増収で収益が改善する見通し。在庫管理の強化で値下げ販売の抑制も継続する。前期に不採算ブランドを終了させたことなど、前期に計上した構造改革費用もなくなる。31円の期末配当を実施する計画で、2期ぶりの復配をねらう。

 売上高に相当する売上収益は前期比9%増の1964億円、営業損益は63億円の黒字(前期は216億円の赤字)を見込む。既存店売上高は新型コロナの影響が少ない20年3月期の20%減(前期は32%減)、ネット通販は前期比20%増程度をそれぞれ想定。採算面では構造改革による収益改善効果が通年で寄与すると見込む。今期の構造改革効果は69億円を予想している。ただ、足元の緊急事態宣言による百貨店の臨時休業などについては織り込んでいないとしている。

 同時に21年3月期の連結決算も発表した。最終損益の赤字幅は、国際会計基準の適用後で最大になった。期末にかけては気温の上昇などで客足が回復し、春物が好調だったという。ネット通販も期末にかけて想定以上に伸びた。下期(20年10月〜21年3月)には継続的な事業の利益を示すコア営業損益で黒字を確保したという。

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