神戸鋼が大幅高、年初来高値 鉄鋼・海運など景気敏感株に資金流入

20191231神戸株ワッペン

終値 840円 +52円(+6.60%)


 6日の東京株式市場では神戸製鋼所(5406)が続伸。一時は前日比55円高の843円まで上昇と大幅高になった。4月30日に続いて連日で年初来高値を更新した。売買高は1005万株と、3月9日以来ほぼ2カ月ぶりの大商いになった。業種別東証株価指数(TOPIX、33業種)で「鉄鋼」が値上がり率のトップ。「パルプ・紙」「海運業」が続くなど景気敏感株に資金が流入する流れに乗った。

 鉄鋼株ではJFE(5411)の値上がり率が8.00%、日本製鉄(5401)が7.50%上昇と顕著に値上がりした。このほか王子HD(3861)が6.97%上昇。川崎汽(9107)が6.57%、商船三井(9104)が5.24%それぞれ上昇。素材株や海運株といった典型的な景気敏感株が買われた。大型連休前に損失回避を目的とした、保険つなぎ(ヘッジ)の売りが買い戻されたとの見方も出ていた。

 このほか神戸市に本社を置く会社の株式では、神戸鋼傘下の神鋼環境ソリューション(6299)や、ビオフェルミン製薬(4517)、住友ゴム工業(5110)も年初来高値を更新した。


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