神戸ABCの旅(9)「I」板宿

2020年1月26日に「編集長ブログ」に掲載した記事の再掲です(読みにくかった部分を少し削りました)

●第9回 「I」板宿(いたやど)

 シリーズ「神戸ABCの旅」の第9回です。神戸の地名をアルファベット順に1カ所ずつ訪ねていくうちに、長らく離れていた神戸の土地勘も戻るのではないか、という企画です。土地勘も戻る、というか何というか、しかし神戸に戻ってもうすぐ2年になるので、ぼちぼち新たな土地勘が身につく時期かもしれませんが、とにかく「Z」までは続けたいと思います。2020年も引き続き、お付き合いください。

 板宿は、このシリーズで訪れなくてはならない場所の1つだと思っていました。神戸の中で繁華な場所でありながら、ほとんど訪れる機会がなかったからです。中学受験で滝川中学に落ちて以来、ちょっと縁のない場所になっていたのですが、Kiss FM KOBEなどを聞いているとターザン山下さんがよく訪れている場所の1つですね。商店街も有名で、「I」で始まる板宿に来てみました。

板宿1ローソン
山陽電車の外装になっているローソン

 山陽電車でも地下鉄西神・山手線でも、板宿駅で降りて商店街の方へ出ようとすると、まず目に入るのがこれ。誰の目にも、山陽電鉄がフランチャイジーになっているローソンだというのが分かります。ちなみに電車型ローソンは「ローソン初」なのだそうです。プレスリリースだと前面の貫通扉が開いているので、店には手前がわからも出入りできるのでしょうか。

板宿2板宿本通
板宿のメーンストリート

 板宿のメーンストリート「板宿本通」の入り口です。「本」のネオンが消えているのは、ご愛嬌ですね。アーケードは高くて気分よく、商店街も広くて歩きやすいと思いました。さすがにメーンの通りだけあって、シャッターが閉まったままになっていると思われる店も見当たらないです。ここを訪れたのは日曜日の夕方だったのですが、ほとんどのお店がすいていました。

板宿3銀映通
板宿本通から枝のように伸びている商店街の1つ「銀英通」

 板宿本通から櫛(くし)形とでも言うのでしょうか、東の方向にだけ、枝のように別の商店街や市場が伸びています。「E」の縦棒が板宿本通で、横棒が別の商店街や市場に当たります。右側ばかりに別のお店が伸びている理由は、左側(西側)には妙法寺川が流れているからだと思われます。突き当たりは「イオンフードスタイル」でした。ということは、以前はダイエーのグルメシティとかだったのでしょうか。

 ダイエー。いちおう会社としては存在していて、登記上の本店は神戸市内だそうです。余談になりますが、本社は東京都江東区東陽町。東陽駅前ビルという駅から少し離れたビルに入居しています。さらに完全な余談ですが、以前、筆者が勤めていた会社がこのビルに入居していたことがあり、筆者の職場も7階にありました。筆者が勤めていた会社が引っ越したあと、ダイエーさんが入居されたと聞いています。いわゆる深川という地域で料理屋さんのランチが美味しく、ランチは開拓する甲斐がある地域でした。余談ついでに、なぜ東陽町の駅から少し歩くのに駅前を名乗っているのか不思議だったのですが、聞くところによると有楽町線が豊洲から住吉(東京都江東区)に延伸されると、有楽町線の東陽町駅ができるので晴れて駅前になる見通しとのこと。しかし東京メトロは地下鉄副都心線を最後に新線を建設しない方針を打ち出しましており、有楽町線の延伸は全くの白紙という状況。

 さて話は戻りまして。

板宿4須磨学園
名ランナーを世に送り出す須磨学園

 商店街を抜けてイオンフードスタイルの横を通り抜けると、妙法寺川があります。妙法寺側から正面を見ると、目の高さから少し上に須磨学園。テレビやラジオで有名なのは小林祐梨子さんですが、数多くのスポーツ選手を生み出す学校です。板宿駅から毎日、ダッシュで学校に通ったら、そら強い陸上選手になるだろうと思います。一方、東大や京大にも卒業生を送り出す文武両道の学校です。何より、アスキー創業者でマイクロソフトのボード(日本の取締役会に相当)メンバーも務めた西和彦氏が創立者の一族だったというのが意外でした。中学のころ、須磨学園の存在は知りませんでした。

板宿5滝川中高
30年ぶりぐらいで近くまで行った滝川中学・高等学校

 滝川中学・高等学校は、中学の合格発表を見に来て以来です。とはいえ中高一貫校ということて、卒業時には過酷な大学入試が待っているわけです。そこを回避して、エスカレーター式の大学の付属校の入学できたので、個人的には結果オーライです。つまり勉強させる中高一貫校は、灘や甲陽を筆頭に、国立大学をめざす学校というわけですね。

板宿6ココア
「珈琲店 真(しん)」さんでココアを注文

 この日は夕方から少し寒くなってきたので、喫茶店でココアを注文しました。ココアは店によっては甘いだけで味に輪郭がなくなったりするものですが、こちらのココアはやや苦めになってて美味しかったです。甘いのが好きな人は、テーブルの砂糖を足せば良いのではないでしょうか。いわゆる純喫茶がたくさんあるのも、繁栄の証(あかし)といえるのでしょう。帰りは板宿から新長田まで1駅分を歩きました。ある道路を境に新しい建物ばかりになり、街灯はたくさんあるのに暗い道が続きました。道端に店舗が少ないその辺りは、25年前の震災で火災に覆われた一帯だというのが分かりました。


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