神戸都心でドローン使い外出自粛を呼びかけ TOAの小型新製品を搭載



 神戸市は4月30日午後に、都心の三宮地区でドローン(小型無人機)を使って大型連休中の外出自粛を呼びかけた。神戸国際会館(神戸市中央区)の屋上からドローンを飛ばし、ドローンに搭載したスピーカーから外出自粛を呼びかけるメッセージを放送した(動画)。これまでも三宮では、生田神社など比較的静かな地域ではドローンを使った呼びかけを実施したこともあったが、交通量の多いフラワーロード周辺では初めて。神戸に本社を置く音響機器大手のTOA(6809)が参画したことで実現した。

 ドローンに搭載したのは、TOAが昨年8月に発売した新製品「IPホーンスピーカー」だ。アンプや音源ユニットを内蔵したスピーカーで、場所を取らずに設置できる。小型ながら従来のスピーカーと同様に、大きな音を出すことができるため、ドローンに搭載するのに向いていると判断した。「従来品でアンプとスピーカーを別々に搭載していたら、今回と同じ大きさのドローンでは(重量オーバーで)飛ばせなかったのではないか」(TOAの広報担当者)という。

 さらにTOAは神戸市から呼びかける内容の原稿を受け取り、離れた場所でも聞き取りやすい音声を作成した。全国に防災無線などを納入する中で蓄積したノウハウを、ドローンからの呼びかけにも活用できた形だ。TOAが参画する前は、ドローンから大きな音を出すのに苦労していたが、この日はドローンに気づいてスマートフォンで写真や動画を撮影する通行人の姿もみられた。ドローンからの呼びかけについて、技術的には大きく前進したことは明らかになった。はたして大型連休中の人出は減るのか。

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