ノエビアHDの10〜3月期、純利益16%減 会社予想やや上回る

20210430ノエビアHD決算

 化粧品を製造販売するノエビアホールディングス(4928)が30日に発表した2020年10〜21年3月期の連結決算は、純利益が前年同期比16%減の20億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛を背景に、店頭販売するリップなどメイクアップ向け化粧品の販売が引き続き低調。基礎化粧品が前年同期を上回って推移したが補えなかった。ただ従来の会社予想である19億円をやや上回った。

 売上高は7%減の258億円、営業利益は11%減の45億円になった。従来の会社予想である255億円、40億円からやや上振れした。メイクアップ向け化粧品の減少は想定の範囲内。スキンケアなどの基礎化粧品は高価格帯、中価格帯のカウンセリング化粧品に加え、「なめらか本舗」「NOV」などセルフ化粧品も含め幅広い分野で健闘した。マスクの下の肌荒れするのに対応する需要が根強い。

 21年9月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比12%増の63億円になる見込みだ。「前期は十分に上回るとみているが、3回目の緊急事態宣言などで不透明感が残る」(経理担当者)として、上期に上振れしたが従来の見通しを維持した。

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