三宮再開発 神戸市議会の特別委が市長に提言書、随時見直しなど言及

20210426未来都市提言


 神戸市議会の「未来都市創造に関する特別委員会」は2020年度を通じて同委員会で展開した議論をまとめて提言書「ポストコロナ時代に適合した持続可能な神戸のまちづくり」を作成した。同委員会の堂下豊史委員長(公明、北区=写真右から5人目)らが26日午前、久元喜造市長(同6人目)に提言書を手渡した。提言書では新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、データや新技術を活用した街づくりをめざすなど、スマートシティに向けた取り組みを加速することなどを盛り込んだ。その中で、三宮再開発についても言及。時代の変化に対応して随時見直すべきであるとも言及した。

 堂下委員長は記者団の取材に応じて、「時間がかかる三宮再開発は進めている間にも時代は変わる」と指摘。情勢の変化に応じて計画も変更すべきだと主張した。たとえば感染症対策で自動車での移動が見直される中、公共交通を優先させる交通動線が三宮の中心にふさわしいかという議論も可能だという。三宮再開発は今後の前提になるにしても、より未来に求められるものは何かという点と、変化に対する不安にいかに対応するかの両面が必要になるとみる。

 一方で、19年6月の神戸市議会で可決し、20年7月1日から施行した神戸都心でのタワーマンション建設規制については、根強い反対意見があったという。同時に賛成意見も多く議論が拮抗し、まとまらなかったため「協議の過程で一致しなかった内容」として提言書に掲載した。神戸市議会では今回の提言書について、6月1日に本会議場で市民報告会を開催する予定だ。

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