20年度の神戸空港、新型コロナで旅客数が過去最低63%減 3月はプラス
- 2021/04/24
- 04:36
空港運営会社の関西エアポートグループは23日、2020年度の神戸空港旅客数が19年度比63%減の121万3613人だったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、出張や旅行を控える動きが広がった影響を受けた。旅客数の減少で航空会社が相次いで減便し、さらなる需要減につながったもよう。比較が可能な、旅客数のうち幼児などを除いた有料顧客ベースでは、2カ月だった2005年度を除いて開港以来最低になった。
19年5月に開催した関西3空港懇談会では神戸空港の発着枠拡大で合意。1日あたり10往復(20便)の発着枠が拡大したことで、スカイマークが増便、フジドリームエアラインズが新規就航するなどで旅客数も増加。19年度まで3年連続で過去最高を更新していた。ただ新型コロナの影響で20年5月には緊急事態宣言の影響もあって、旅客数が前年同期比95%減少するなど、航空需要が急減した。足元では徐々に回復しているが年度前半の減少分を補えなかった。
あわせて関西エアポートグループが発表した3月の神戸空港旅客数は17万4788人だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、すでに昨年3月には減便の影響などが出ていたことこともあり、旅客数は昨年3月に比べ7%増えた。月間の旅客数が前年同月を上回るのは、20年2月以来13カ月ぶり。
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