2月の兵庫鉱工業生産、2カ月連続で減少 基調判断「持ち直している」は据え置き

20210423鉱工業生産

 兵庫県が23日に発表した2月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比1.8%低下の94.9だった。2カ月連続で生産の減少を示した。ただ兵庫県は生産活動の基調判断を据え置き、6カ月連続で「持ち直している」との見方を示した。

 主要9業種の生産指数では4業種が低下した。指数でのウエートが最も大きい「電気・情報通信機械工業」が下げに転じてほか、2番目に大きい「化学工業」が引き続き低下。「食料品工業」「よう業・土石製品工業」も低下した。半面、「鉄鋼・非鉄金属工業」「金属製品工業」「生産用機械工業」「はん用・業務用機械工業」「輸送機械工業」の生産が増加した。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が19日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値が前月比1.3%低下の95.6と、2カ月ぶりに生産の減少を示した。

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