500スタートアップスが38億円の資金調達完了 クールジャパン機構が11億円出資

 起業まもない会社などに投資する米有力ベンチャーファンドで、神戸市とも協業する500(ファイブハンドレッド)スタートアップス(カリフォルニア州)は15日、日本企業への投資を目的とした3500ドル(約38億5000万円)の資金調達を完了したと発表した。官民ファンドのクールジャパン機構(海外需要開拓支援機構、東京都港区、太田伸之社長)が1000万ドル(約11億円)の出資を決めたことなどもあり、当初想定した3000万ドルを上回る資金を獲得できた。今後は事業の世界展開を目指す起業家らを積極的に支援する計画としている。

 クールジャパン機構は日本独自の文化に基づく産業の海外展開を支援する。「株式会社海外需要開拓支援機構法」に基づき、2013年11月に設立された。国のほか金融機関や大手百貨店、メディア関連会社や海外旅行関連会社などの大企業が出資。「双方の目指すゴールがとても似ていた」(500スタートアップスの発表資料)こともあり、500スタートアップスは出資を受け入れたという。

 500スタートアップスは16年夏、神戸市で日本で初めての起業家育成プログラムを展開した。17年には7月31日から10月5日にかけて初の本格的な育成プログラムを神戸市で開催。終了後には神戸市内と東京都内と2カ所で資金調達に向けた起業家による事業説明会「デモデイ」を開催する予定だ。

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