KOBE for Change Makers 神戸観光局、MICE誘致40年を機に新ロゴ制定

20210420神戸コンベンション

 観光地経営組織(DMO)の神戸観光局で国際会議や見本市など「MICE」(マイス)誘致を手がける神戸コンベンションビューローは、さらに誘致を進めるためのブランドメッセージ「KOBE for Cange Makers」とロゴマーク(図=神戸観光局提供)を定めた。日本初のコンベンション(集会や博覧会)複合施設として神戸国際会議場、神戸国際展示場、神戸ポートピアホテルが開業して40周年になるのを機に改めてブランド強化に取り組み、特に海外向けにさらなる会議などの誘致に取り組む。

 神戸市では1981年に日本初の地方博覧会である「神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア’81)」を開催。同時に国際会議場など3施設を神戸コンベンションセンターとしてポートアイランド(神戸市中央区)に開設した。その後も日本初になるMICE開催支援パッケージの設定や、観光庁による「グローバルMICE都市」指定などを経て、国際会議開催件数は最新統計の2019年分まで3年連続で、東京23区に次ぐ全国2位になっている。

 ただ海外では都市として「KOBE」の知名度は高いとは言いがたい。米ベンチャーキャピタルと組んだスタートアップ支援や神戸医療産業都市など、アジア全体でみても新しい取り組みがある都市であることを強調したメッセージを発信することで、より多くのMICEを神戸に呼び込む。ロゴマークの色は洗練された港街を想起する紫がかったネイビーを採用。神戸の山や海、MICEのMやWellness(健康)のWなどをイメージした波状のシンボルをデザインした。

 足元では新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入国制限もあり、テレビ会議システムを併用した「ハイブリッド型」の行事が増えている。神戸観光局ではハイブリッド型の会議に対し、300万円を上限に配信関連経費の半額を助成する制度を設置。国際会議場と国際展示場でのネット環境を強化し、専用回線を簡単に使えるようにした。さらに大型の国際会議は誘致に数年単位の時間がかかることもあり、新たなメッセージやロゴとともに、新型コロナ感染収束後を見据えたMICE誘致に取り組む。

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