ビオフェルが続伸、年初来高値 前期予想の上方修正期待で

20191231神戸株ワッペン

終値 2914円 +95円(+3.37%)

 19日の東京株式市場ではビオフェルミン製薬(4517)が続伸。前週末比95円高の2914円と、この日の高値で引けた。3月23日以来およそ4週間ぶりに年初来高値を更新した。4月に入って決算期を通過したことで、2021年3月期の業績予想を上方修正するとの期待感が高まった。同社は前期の単独税引き利益が前の期比30%減の15億円になる見通しを示しているが、20年4〜12月の9カ月間の税引き益で既に上回っていた。

 整腸剤の専業メーカーで、主力は「新ビオフェルミンS」。前期は新型コロナウイルスの感染拡大で、消費者が外出を自粛した影響で、ドラッグストアや薬局での販売が低調だった。20年4〜12月期決算の発表時に通期の業績予想を据え置いた利用として、期末にかけて広告出稿を増やして支出が増える見込みを示していた。市場が期待するほどの上振れ余地が、実際にあるのかが引き続き焦点になるとみられる。

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