シスメックス、新型コロナPCR検査試薬を国内生産 製造販売承認を取得
- 2021/04/16
- 00:28
医療用の検査機器大手であるシスメックス(6869)は15日、新型コロナウイルスのPCR検査で使う試薬の製造販売(薬事)承認を取得したと発表した。国内で調達できる原料を採用し、国内で生産する。輸入に頼らずに供給できる体制を整えることで、新型コロナの変異株などが世界的に流行しても海外情勢に左右されず、高い品質の検査試薬を安定供給できるようにする。まず月に検査20万回分の試薬の生産を始め、徐々に増産する計画だ。
承認は14日付で、同日から保険適用も始まった。鼻咽頭ぬぐい液、鼻腔(びくう)ぬぐい液、唾液などに含まれる新型コロナのRNA(リボ核酸)を検出する。高速PCRに対応した酵素を採用し、ウイルスのRNA増幅から結果を出すまで約40分ほどになる。川崎重工業(7012)とメディカロイド(神戸市中央区)で実用化した、ロボットを活用した全自動PCR検査システムで使うと8時間で1250人分の検査ができる。
シスメックスによると、今回の検査試薬で英国型、南アフリカ型、ブラジル型の新型コロナ変異株も検出が理論上可能で、基礎実験でも確認したという。今後臨床検体を使って性能を確認する計画という。4月末に発売する計画としている。
承認は14日付で、同日から保険適用も始まった。鼻咽頭ぬぐい液、鼻腔(びくう)ぬぐい液、唾液などに含まれる新型コロナのRNA(リボ核酸)を検出する。高速PCRに対応した酵素を採用し、ウイルスのRNA増幅から結果を出すまで約40分ほどになる。川崎重工業(7012)とメディカロイド(神戸市中央区)で実用化した、ロボットを活用した全自動PCR検査システムで使うと8時間で1250人分の検査ができる。
シスメックスによると、今回の検査試薬で英国型、南アフリカ型、ブラジル型の新型コロナ変異株も検出が理論上可能で、基礎実験でも確認したという。今後臨床検体を使って性能を確認する計画という。4月末に発売する計画としている。
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