神戸の魅力を発信する新デリ&カフェレストラン 神戸市と連携協定・24日開業

20210324KOBEニューワールド

 日本各地の郷土料理をテーマにした居酒屋などを展開するワールド・ワン(神戸市中央区)は24日に、神戸の新しいフードカルチャーを発信するデリカテッセンとカフェレストラン「KOBEニューワールド」をオープンする。和食・洋食・中華の味をさまざまに取り入れた新しいメニューで、持ち帰りの総菜や食事などを提供する。阪急神戸三宮駅の西口改札前という好立地を生かして、情報発信や人材育成などで神戸市とも連携する。(図は新店舗の完成予想図=ワールド・ワン提供)

 新店舗は1階が持ち帰り用のフードやドリンクを中心としたデリカテッセン、2階が63席を備えたカフェレストランだ。神戸産の米や野菜を使用したオリジナルメニューや、モダンな神戸の洋食をテーマにした懐かしさも漂うメニューなども提供する。ソフトスポンジの丸くてかわいいスイーツ「ボーロフォフォ」(400円・税込み)、淡路タマネギや六甲牧場クリームチーズなどを片手で楽しめる「オープンパイ」(280円〜)など独自のメニューを用意した。夜間は酒類も提供する。

 店舗のオープンを機会に、ワールド・ワンと神戸市は連携協定を14日に締結。神戸の魅力向上に関する情報発信や、新メニューの開発を通じた人材育成などを共同で展開する。店頭に配置したデジタルサイネージ(電子看板)には市政情報なども掲示する。このほか新港橘高校(神戸市兵庫区)2年生の夏休みや、関西国際大学(三木市)向けにインターンシップを実施する。店舗前面には、新たな食文化を創出するスタートアップがブース出店する機会なども作りたい考えだ。

 ワールド・ワンの河野圭一社長は「コロナ禍で人の流れが引いていくのを見るにつけ、生まれ育った神戸のために何かできることはないかと考えていた」と話す。その具体的な形として今回のKOBEニューワールドにたどり着いたという。「巣ごもり消費」で膨らんだ中食需要には、持ち帰り用の総菜などで対応。持ち帰りの注文には、店員と客の接触機会を減らし、飛沫防止にもなる「モバイルオーダー」を採用する。時短要請などがなければ午前11時〜午後11時に営業する予定だ。

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