ロック・フィールドの今期、純利益5.9倍の11億円に 生産性向上が寄与

20210414Rフィールド修正

 ロック・フィールド(2910)は14日、2021年4月期の連結純利益が前期比5.9倍の11億円になりそうだと発表した。従来予想の5億4000万円から上方修正し、増益幅が拡大する見通しになった。工場での生産過程で取り扱う商品素材のアイテム数を減らしたほか、店舗での廃棄ロス削減など、社内の供給網で生産性向上に取り組んだのが奏功した。1月に都市部で再発令された新型コロナウイルスの緊急事態宣言による影響も、懸念したほどではなかった。

 同社の純利益は、20年5月〜21年1月期の9カ月間で8億9400万円と、すでに21年4月期通期の従来予想(5億4000万円)を上回っていた。ただ緊急事態宣言など新型コロナによる影響の先行きが不透明として、これまで通期予想の上方修正を見送っていた。

 売上高は8%減の438億円、営業利益は2.3倍の11億円を見込む。従来予想は439億円、6億1300万円だった。13日時点で同社が店舗を出店している商業施設などのうち89施設が営業時間を短縮している。営業時間の短縮は売上高の押し下げ要因になるが、店舗によっては量り売りをパック詰めに切り替えることで顧客の回転を向上させた。営業時間の短縮は、人件費削減につながっている面もあるという。

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