石光商事、21年3月期の単独売上高3.8%減 3月は13.4%増

 コーヒー豆や食品を卸売りする石光商事(2750)が9日に発表した2021年3月期の単独売上高(速報)は、前の期に比べて3.8%減の362億円だった。昨年4月には新型コロナウイルスの緊急事態宣言が全国で発令された影響に加え、消費者の外食自粛が広がった影響が出たのが逆風になった。飲料・食品とも業務用が苦戦したのが響いたとみられる。

 事業部門(セグメント)別では、コーヒー・飲料部門の売上高が同2.2%減の115億円、食品部門は8.0%減の209億円だった。半面、日本の食品を輸出する海外事業部門は20.1%増の20億円だった。

 同時に開示した3月の単独売上高は、同社全体(単独)が前年同期比13.4%増の34億1700円になった。セグメント別ではコーヒー・飲料部門が11.6%増の11億6400万円、食品部門が11.4%増の19億2600万円、海外事業部門が14.4%増の3億2700万円だった。昨年3月に新型コロナの影響が出始めた反動が表れたもよう。

▽関連記事
石光商事、10月の単独売上高1.1%減 外食向け業務用食品などの回復で (2020/11/13)
石光商事、5月の売上高は前年比15%減 月次売上高を初めて開示 (2020/06/12)

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

広告

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告