神戸で考えるルワンダのビジネスは? 神戸市、若者のアフリカ派遣事業で報告会

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 神戸市は10日、若者をアフリカ東部のルワンダに派遣して、起業や社会課題の解決に向けた意識を高める事業「KOBE STARTUP AFRICA(神戸スタートアップ・アフリカ)」の報告会を開催した。2020年度に予定していた3回目の派遣は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて実際の派遣を取りやめ、テレビ会議システムを通じた3週間のプログラムを3月に開催。12人の若者が参加して、ルワンダに関わる起業家らの話を聞いたり、新たな事業モデルを考えたりした。

 この日は今回の参加者の中から、実際のビジネスに結びつくとの評価を得た2人と、デンマークから参加した1人がプログラムを受けて考えたことなどを披露した。中山弥咲さん(17、写真)は洋服を作る際に出る「アフリカ布」の端切れを活用し、おしゃれで自己主張しながら高校生が通学に使うのに適したデザインのリュックサック開発をめざしていると報告。ルワンダからの仕入れと国内での縫製で、ルワンダと日本の双方で地場産業の活性化を目論む。

 萩原涼加さん(19)は捨てられているコーヒー殻が画材として活用できることに着目。貧困な国や地域の子供たちも含め、これまでより幅広い層の世界の子供たちに絵画で表現する場を作ることができそう、と展望を示した。デンマークから参加した上野隼さん(22)は現在住んでいるデンマークと、ルワンダや日本の教育環境の違いについて指摘。理想的な教育とは何かを議論しながらの日本一周を計画中で、そのための資金調達について検討していることなどを語った。

 事業を担当した神戸市新産業課の中沢久・総括イノベーション専門官は今回の事業について「現地に若者を派遣できなかったのは残念だったが、ネットの力を改めて感じた」と話していた。実際に現地を体験して、日本とのギャップに刺激を受ける機会が減った半面、日本とルワンダとの関係を続けられるビジネスが発想できたとみる。今後は社会課題などを発見するための現地派遣と、継続できるビジネスを生み出すためのネット上のプログラムを組み合わせることも検討していくという。

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