兵庫県の工場立地件数、全国6位の37件 うち神戸8件・20年
- 2021/04/08
- 13:18
兵庫県は、2020年の県内工場立地件数が前年比11件減の37件だったと発表した。全国での順位は6位と、昨年と同じだった。業種別では食料品製造業とプラスチック製品製造業がともに6件と最も多かった。19年は16業種にわたる立地があったが、20年は13業種にとどまった。地域別では北播磨地域が11件と最も多く、神戸地域が8件と次いで多かった。
工場の新増設を目的に、1000平方メートル以上の土地を取得した(借地を含む)件数を集計。経済産業省が3月31日に発表した工場立地動向調査(速報)をもとに、兵庫県が同県の情勢をまとめた。
神戸地域での立地は19年に比べて3件減少した。一方、北播磨は19年に比べ4件増加。うち2件は増設だった。これまで瀬戸内海の沿岸地域に工場立地が集まる傾向が強かったが、19年に0件だった但馬地域が20年は4件(うち1件は増設)と増えたのが目立った。
産業団地への立地件数は12件と兵庫県全体の3分の1以下にとどまった。ただ神戸地域に立地した8件のうち6件は産業団地。ポートアイランド2期(神戸市中央区)が3件、神戸テクノ・ロジスティックパーク(神戸市西区)が2件、神戸サイエンスパーク(神戸市西区)が1件だった。
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