神戸国際フルートコンクール、応募者が過去最多 コロナ禍も日程変更し開催へ

20210406フルートコンクール会見

 神戸市と神戸市民文化振興財団(神戸市中央区)は5日、21年に開催を予定している「第10回神戸国際フルートコンクール」への応募者数が過去最多になったと発表した。応募者の居住地も47カ国・地域に広がり、これまでに応募がなかった国からも神戸でのコンクールに出場を希望する演奏者が現れた。新型コロナウイルスの感染拡大で世界の音楽コンクールが中止に追い込まれる中、感染者数が相対的に少ない日本での期待が高まった形だ。

 同日記者会見した久元喜造市長(写真中)は、応募者数が過去最多になったのを受けて「コンクールに寄せられる期待、チャレンジしたいという気持ちになんとか応えたいと、まずコンクールを開催する」と決めたと強調。そのうえで「期待される審査レベルを維持するという目的をいかに実現するか、検討してきた」と説明していた。第1次審査を動画で実施し、第2次審査以降を22年3月へと7カ月延期。状況の改善を期待して、できるだけ神戸で本選を開く方針とした。

 応募者の中から第1次審査への出場者として50人程度を選ぶ「予備審査」は、6月に結果を発表する。4月に発表予定だったが、応募者の増加を受けて審査に時間をかける。「第1次審査」は当初の日程通り8月26日から開催するが、これは課題曲を動画に収録する形のオンライン審査にする。第2次審査、第3次審査、本選、表彰式は、ワクチンの普及などを受けた入国制限の緩和を期待して、22年3月22〜28日の開催を予定する。

 記者会見にテレビ会議システムを通じて同席した運営委員長の神田寛明・NHK交響楽団首席奏者(写真右)は、審査の水準を維持するためには「審査員の目の前での演奏が理想的」としながらも「スマートフォンでも高品質の録画録音が可能になり、機材による演奏条件の差は小さくなっている」と指摘。コロナ禍で動画審査を取り入れるコンクールが増えていることもあり、第1次審査を動画に切り替えても問題ないと判断した背景を語った。

 第1次審査と第2次審査の間に発生する7カ月の時間も、コンクールを盛り上げるために活用したい考えだ。第2次審査に出場する演奏者の動画を配信したり、学校を訪問する演奏会を開催したり、といった行事を検討しているという。一方で、新型コロナを巡る状況が悪化した場合の対応は別途検討する。

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