有馬温泉サイクルツーリズム拠点、14日オープン 高セキュリティ駐輪場など整備

2021/04/06 11:09 委託先についての記載を修正しました

20210405有馬サイクルツーリズム

 有馬温泉の商店街で組織する有馬商店会(神戸市北区)は14日に、有馬温泉エリアのサイクルツーリズム拠点「CASA CICLISMO(カーザ・シクリズモ)」をオープンする。スペイン語で「自転車の家」の意味だ。これまで可能性が指摘されてきたが、積極的に誘客できていなかった自転車の愛好家(サイクリスト)が立ち寄る拠点を整備。有馬温泉に誘客する新たな切り口として同拠点を活用する。高額な自転車にも対応する、セキュリティの高い有料駐輪場などを提供する。

 駐輪場は入り口施錠、監視カメラを設置して盗難を防ぐ。自転車を預けて日帰り温泉などに出向きやすくする。一方で電動アシストのついたスポーツ自転車も8台常備。電車や自動車で有馬を訪れた温泉客も、気軽に自転車を楽しめるようにする。さらに運動後にプロテインを摂りたいサイクリストにも対応したカフェ「サイクリストバー」のほか、トレーニングマシンと動画を連動した有馬温泉から六甲山上を目指すバーチャルライド体験(写真=神戸商工会議所提供)もできる。

 六甲山の最高峰付近にある「一軒茶屋」をめざす「六甲山ヒルクライム」の人気が定着するなど、かねて六甲山にはサイクリストが多く集まっていた。これまでも有馬温泉に一定数のサイクリストが立ち寄っていたが、サイクリストに絞った誘客には手が着けられていなかった。だが足元では2020年7月に神戸商工会議所と連携して開催した、有馬〜六甲山のバーチャル競技会が関心を集めるなど機運が高まったこともあり、カーザ・シクリズモの開設でサイクリストの誘客を加速する。

 場所は「有馬本温泉 金の湯」の裏手で多くの旅館からも近い。電動アシストのスポーツ自転車を使ったツアーのガイドも予約に応じて開催する予定だ。拠点の運営は、にろやワインショップ(神戸市北区)の代表者で自転車に詳しい大西力氏に委託する。

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