芦屋市とネスレ日本、市役所内にカフェ 伊藤市長「共生社会の礎に」

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 芦屋市とネスレ日本(神戸市中央区)は芦屋市役所内に、住民や市役所の来庁者が気軽にコミュニケーションを取るのに使えるカフェ「ASHIYA cafe supported by NESCAFE(芦屋カフェ・サポーテッド・バイ・ネスカフェ)」を開設した。住民の交流の場を開設するのと同時に、障害者の就労機会を確保するのが目的。平日の午前8時半〜午後5時半に営業する。コーヒー(税込280円)やエスプレッソ(320円)などのほか、コッペパンやホットドッグ(250円〜)など軽食も販売する。

 芦屋市の市制施行80周年を記念する事業の一環で1日から営業を開始した。カフェの運営はNPO(非営利組織)のホザナ・ハウス(神戸市灘区)が担当する。3月30日に開いた記者会見で芦屋市の伊藤舞市長は、新たに設置するカフェが「共生社会の礎(いしずえ)になることを願っています」と話した。ネスレ日本の嘉納未来執行役員は、カフェの開設を通じて「コミュニケーションの場づくりに貢献したい」と語った。

 芦屋市は2019年4月から互助会の事業として、ネスレ日本が販売しているコーヒーマシンを芦屋市役所内の45カ所に設置した。庁内でアンケート調査などを実施したところ、コーヒーなどのカフェメニューを手軽に飲める環境を整えたことで、コミュニケーションが活性化したと実感した市職員が多かったことがわかった。住民のコミュニケーションの活性化にも寄与するとみて、新たなカフェの開設につながったという。

 ネスレ日本は焙煎(ばいせん)したてのコーヒーを簡単に提供できる「ROASTELIER by NESCAFE(ローステリア・バイ・ネスカフェ)」の小型焙煎機を設置。コーヒーやエスプレッソ、カフェラテ、アイスコーヒーなどは店舗で焙煎したコーヒー豆から抽出した香り高いコーヒーを提供する。今後は芦屋市内の事業所で障害者が製作した物品を常設販売するほか、ネスレ日本が「コーヒーと健康」に関するセミナーを芦屋市の住民向けに定期的に開催する計画もあるという。

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