20年10〜12月期の兵庫県GDPは1.7%増 民間需要の回復が継続

20210331兵庫県GDP

 兵庫県が31日に発表した2020年10〜12月期の県内総生産(GDP、季節調整済み)は、物価変動の影響を除く実質(2011年基準)が20年7〜9月期との比較で1.7%増加した。年率換算では6.9%増。2四半期連続のプラス成長だ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、20年4〜6月期に大きく落ち込んだ民間需要の回復が、継続したことなどを反映した。ただ、兵庫県は季節調整の影響で、今後大幅な修正が入る可能性があるとして、今回の4〜6月期との比較値(前期比)は「参考値」とした。

 参考値ながら支出の項目別に見ると、構成比が全体の63%を占める民間最終消費支出(主に個人消費)が1.1%増と2期連続で前期比プラス。兵庫県外への移動や輸出を示す「純移出等」といった外需も7〜9月に続き寄与した。国内では新型コロナの緊急事態宣言などは特になく、国内外の感染もやや落ち着いた状態だったことで、経済活動の再開による需要の活性化が統計にも表れた。

 生活実感に近いとされる、物価変動を考慮しない名目GDPは5兆4137億円と、20年10〜12月期に比べ0.1%減少した。4四半期連続で前年同期を下回った。

 季節調整の影響で、12月28日の発表時には前の期比2.3%増としていた7〜9月の実質GDP伸び率は、4.7%増に上方修正された。年率換算では20.2%増ときわめて高い伸び率だ。ただ数値は引き続き参考値で、今後も修正される可能性がある。

 内閣府が9日発表した日本全体の20年10〜12月期の実質国内総生産(GDP)成長率の確報値は、実質で前期比2.8%増だった。速報値(3.0%増)から下方修正された。2四半期ぶりのプラス成長だ。

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