上組、カンボジア・シハヌークビル港湾公社の株式取得 議決権2%

 上組は8日、カンボジア南部の輸出港シハヌークビルの港湾管理会社である「シハヌークビル港湾公社」に資本参加したと発表した。同公社がカンボジア証券取引所で実施した新規株式公開(IPO)に伴って実施した株式売り出しで、議決権の2%に相当する株式を取得。同公社との関係を深めることで上組の東南アジアでのネットワークを強化などをねらう。

 シアヌークビルはタイランド湾に面したカンボジアで数少ない輸出拠点の1つ。750メートルのコンテナバースに加え、330メートルと200メートルの多目的バースなどを備える。岸壁の水深が深く、大型船が着けられることで知られる。2015年のコンテナ取り扱い個数は20フィート換算で39万2000個。15年までの5年間でコンテナ取り扱い数の伸び率は年平均で約13%と高い。

 シハヌークビル港湾公社は8日にカンボジア証券取引所での取引を開始した。同取引所で5番目の上場会社で、過去最大の資金調達を実施したという。

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