FDA、神戸だけ「5回乗ったら1回おまけ」 需要喚起のキャンペーン強化
- 2021/03/26
- 20:21
地域航空会社のフジドリームエアラエインズ(FDA、静岡市清水区)は26日、神戸空港からの利用頻度が高い乗客を優遇する「神戸リピーターキャンペーン」を28日から始めると発表した。神戸空港を発着する同一区間に合計5回搭乗すると、同区間の片道航空券を無償で渡す。神戸空港を発着する路線に異なった区間であっても10回搭乗すると、神戸空港発着の好きな区間の片道航空券を無償で渡す。「おまけ」によって神戸空港からの航空機利用を定着させるのがねらい。(写真は神戸空港から出発するFDA機)
28日から2022年3月26日までの期間に搭乗した回数を数えられる。片道で1回と数える。2往復半で5回になる計算だ。45日以上前に予約した場合の格安運賃は対象外だが、ドリーム割などほとんどの割引料金も対象にする。会員サービス「FDAメンバーズ」に入会し、同メンバーとしてログインした状態で航空券を購入することで、FDAが個人の利用回数を認識する。配布した無償の航空券は22年10月29日まで使える。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言は終了したが、神戸発着路線は同社の拠点空港である静岡空港や名古屋空港に発着する便よりも需要の戻りが鈍いという。背景には神戸に就航してまもなく新型コロナウイルスの感染拡大が始まったため、近畿地方でPRが十分にできていないことがある、とみている。このためFDAは多様なキャンペーンを打ち出して、旅客の間で認知度を高めたい考えだ。
神戸発着便が現在就航している青森、松本、高知に加え、28日からは「いわて花巻空港」との定期便も新設する。今回のキャンペーンで各路線の「固定客」獲得をねらう。さらに神戸発花巻行きの機内では当面、同便限定で千葉恵製菓(岩手県平泉町)が製造する「かりんとうまんじゅう」を提供。神戸発青森行きでも28日から当面、ラグノオささき(青森県弘前市)の焼き菓子「青天のフィナンシェ」を提供と、機内サービスも充実させる。
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