久元神戸市長、コロナ変異株「国には全国的に偏りない情報提供を要望」
- 2021/03/26
- 04:35

神戸市の久元喜造市長(写真)は26日の定例記者会見で、強い感染力が警戒されている新型コロナウイルス変異株について「全国的に偏りのない情報提供を国として行っていただきたい、というのを厚労省に要望しているところ」と話した。神戸市は積極的に調査をしていると報道は伝えている一方で、厚労省が発表した変異株の感染者数では「数字だけ見れば、兵庫県で他の地域よりも多く発生しているとの認識が持たれることになる」と指摘した。
久元氏は東京に住む知人から電話などで「神戸では変異株が広がっていて大変ですね、と言われることがある」という。新型コロナウイルスの陽性者数自体が神戸よりも大幅に多い「東京に人に言われるのは、さすがに違和感がある」と話した。加えて「厚労省を通じて、東京や大阪に(変異株に関する)そういう取り組みを促していただきたいと考えている」とも話していた。
久元氏は変異株の発表方法について、感染状況について月曜〜日曜の1週間分を翌々週の木曜に発表することにしたとも明らかにした。厚労省が全国の状況を発表するのに対応した形にする。これまで神戸市が発表してきた週ごとの数値は、月曜始まりの1週間になっていなかったため、合わせた形で改めて発表しなおすことも示した。
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