石原ケミ、3日ぶり反落 上方修正で半年ぶり高値も戻り待ちか

20191231神戸株ワッペン

終値 2255円 -53円(-2.30%)

 23日の東京株式市場では東証1部の石原ケミ(4462)が3営業日ぶりに反落した。後場中ごろに一時は前日比87円高の2395円と、9月30日以来ほぼ半年ぶり高値を付けたが、その後は売りが優勢。この日の安値に並んで引けるなど、やや荒っぽい値動きだった。午後1時に2021年3月期の業績予想を上方修正。純利益は前期比33%増の14億円と、従来予想の12億円から増益幅が拡大するのを好感したうえ、同時に発表した増配も追い風に上げ幅を拡大したが、大引けまで買いが続かなかった。

 ハンダめっき液大手。足元の半導体・電子部品向け薬剤の需要増などを背景に、最近の同社株は25日移動平均を下値支持にジリ高の展開になっていた。業績予想を上方修正すると、好材料が出尽くしたとの見方にもつながる。このため上方修正と増配の発表直後は目先筋の買いが入ったが、買いが一服すると、一転じて利益確定の売りが増加。昨年9月29日に付けた昨年来高値の2402円にも、あと7円まで接近したことから、戻り待ちの売りも出やすくなったようだ。

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