神戸市の商業地・住宅地とも8年ぶり下落 都心の下落が顕著・公示地価

20210323地価公示

 国土交通省が23日に発表した1月1日時点の公示地価によると、神戸市平均では商業地が前年に比べ1.8%下落、住宅地が0.3%下落といずれも8年ぶりに下落した。商業地では昨年まで伸びが大きかった中央区の下落が顕著だった。特に都心・三宮地区での下落が目立った。住宅地では北区や須磨区の下落が続いたほか、長田区が下落に転じた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国内外の景気悪化に対する警戒感から、積極的な店舗への投資や、新たな住宅を求める動きが低調になったのが地価にも表れた。

 商業地は中央区の下落が4.9%と突出した。昨年までの上昇率でもとりわけ大きかった反動が表れた形になった。西区が0.5%下落、長田区が0.4%下落と小幅に下落した。半面、六甲アイランドや古くからの住宅街など住宅地の多い東灘区の商業地は1.1%上昇(昨年は3.8%上昇)。北神急行線の市営化で都心三宮までの運賃が下がった北区の商業地も引き続き1.0%上昇と、東灘区の次に上昇率が大きかった。このほか灘区、須磨区、垂水区の商業地が小幅に上昇。兵庫区は横ばい。

 神戸市内で最も地価が高かった商業地は引き続き中央区三宮町1で、前年比9.7%下落の1平方メートルあたり650万円だった。同地点は神戸市内で2番目に値下がり率が大きかった。神戸市内で最大の値下がり率を記録したのは、中央区中山手通1で13.1%下落の119万円だった。最も値上がり率が大きかった商業地は東灘区住吉本町1で2.1%上昇の49万円だった。

 住宅地は灘区が1.3%上昇し、東灘区が0.3%上昇。中央区は横ばいだった。兵庫区、長田区、須磨区、垂水区、北区、西区は下落した。神戸市内で最も価格が高い住宅地は引き続き東灘区岡本2で、価格は前年比横ばいの1平方メートル当たり58万5000円だった。兵庫県内での最高値は引き続き芦屋市船戸町15で、61万円(前年は調査なし)だった。最も値上がり率が大きかったのは灘区楠丘町3で、3.1%上昇の36万7000円になった。最も値下がり率が大きかったのは長田区西山町4で4.5%下落の6万1600円だった。

 公示地価の全国平均では商業地が0.8%下落、住宅地が0.4%下落した。全用途は6年ぶりに下落した。神戸市を含む大阪圏は、商業地の上昇率が1.8%下落で、東京圏(1.0%下落)と名古屋圏(1.7%下落)に比べて下落率が大きかった。半面、住宅地は大阪圏が0.5%下落と、東京圏(0.5%下落)並みで、名古屋圏(1.0%下落)よりも底堅かった。

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