住吉幼稚園の跡地に「だんじり展示館」 住吉学園が優先交渉権者に

20210322だんじり展示館

 神戸市は2019年に閉園した旧住吉幼稚園(神戸市東灘区)の跡地に建設する「だんじり等東灘の歴史・伝統文化発信施設」(だんじり展示館)の優先交渉権者が、一般財団法人の住吉学園(神戸市東灘区)に決まったと発表した。住吉学園は、だんじり展示スペースなどと賃貸住宅の複合施設を計画(完成予想図=東灘区役所提供)。毎年5月に例祭を開催する本住吉神社からも近く、東灘区や周辺に伝わるだんじりの文化を継承、研究する拠点にする。埋蔵文化財調査の進展にもよるが、2024年までには完成する見通しだ。

 神戸市は東灘区制70周年の記念事業の一環として、住吉幼稚園の跡地を活用した「だんじり」の魅力を発信する施設を民間主導で建設することを計画。20年11月から21年2月にかけて、用地取得と施設建設を手がける事業者を募集した。8者から応募予定登録があったが、最終的に応募書類を提出したのは住吉学園のみだった。同学園の計画を有識者による評価委員会(会長・三輪康一神戸大名誉教授)が審査し、優先交渉権者を決めた。土地の譲渡価格は12億3200万円。

 住吉幼稚園は1923年(大正12年)に開園。同幼稚園の土地は、1950年に神戸市が旧住吉村を編入するまで同村の資産だった。引き続き神戸市立の幼稚園として使用することなどから、旧住吉村が神戸市に土地を譲渡した経緯があったという。偶然にも、旧住吉村の資産を引き継ぐ住吉学園が、幼稚園としての利用を終えた土地を、神戸市から買い戻す形になる。

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