神戸でタヒチ産など黒蝶真珠のプロ向け入札会 取引拠点機能の強化めざす

20210317黒真珠入札会

 日本真珠輸出組合(神戸市中央区)は17日から、タヒチ・リキテアの黒蝶真珠を取り扱う「南洋真珠入札会」を開催している。世界の真珠取引の中心地である香港では昨年来、大規模な展示会がすべて中止になっている。世界の真珠が集まり、物流面でも川上にある神戸で輸出業者を中心としたプロ向けの入札会を開催することで、中国や欧米など海外向けの販路を確保。さらに世界の真珠取引拠点としての機能強化にもつなげたい考えだ。

 世界的な真珠産業の集積地である神戸市中央区の北野町には約220社の真珠加工・販売会社が軒を連ねる。現在世界で流通する真珠の約7割は、世界各地の産地から神戸に集められて加工したうえで、半製品として再び世界の宝飾品メーカーに販売されていく。近年では中国の需要が高まったため真珠取引の中心が香港に移っているが、先行き不透明な香港情勢の中で改めて、神戸の取引拠点の機能を強化する。

 期間は29日まで。初日である17日の会場になった日本真珠会館(神戸市中央区)の入札場には、さまざまな大きさや形状の黒い真珠が入った、白いケースがテーブルの上にすき間なく並べられた。入札の参加者は真珠をながめて品定めをしたり、出品者に商品の詳しい話を聞いたりしていた(写真)。
 
 日本真珠輸出組合の清水勝央理事長は神戸経済ニュースの取材に対し、「新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、宝飾品の国際的な需要はきわめて読みづらい」としながらも「中国では底堅い需要があるとみられる」と指摘。今後も積極的に入札会などを開催し、国際的な価格形成の場を神戸に取り戻すことで「ピンチをチャンスに変えられるよう、神戸が世界の真珠産業の中心地であることをしっかり広報していきたい」と話していた。

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