シスメックス、ゲノム医療で三井情報などと提携 がん検査システム開発めざす

 シスメックスは5日、子会社の理研ジェネシスと、システム開発で遺伝子解析なども手がける三井情報と、遺伝子情報を活用したゲノム医療で協業することを目的とした包括連携協定を結んだと発表した。遺伝子を解析することで、もっとも適した治療法などを選ぶうえでの情報になる「がん関連遺伝子パネル検査システム」の開発に3社で取り組むという。

 3社はこれまでもシスメックスが国立がん研究センター(東京都中央区)内に設けた研究室で互いに連携していた経緯があるという。三井情報が開発した解析プログラムを「がん関連遺伝子パネル検査システム」の開発に活用。研究室は品質管理に強みをもつ理研ジェネシスが運営している。

 今後は3社で「がんクリニカルシーケンス検査受託サービス」も開始。遺伝子情報から患者ごとに最適な抗がん薬を調べる。測定や解析などすべて国内で実施するため、より早く患者や主治医向けに検査結果を伝えることができるという。

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