久元神戸市長「アイデア募集するやり方だいぶ定着」 GovTechサミット開催
- 2021/03/12
- 15:01
2021/03/12 19:25 第3段落を過去形に直しました
神戸市の久元喜造市長は12日に、テレビ会議システムを通じて開催した「GovTech(ガブテック)サミット2021」の冒頭にあいさつし、神戸市が始めたスタートアップ企業とともに行政課題の解決をめざすUrban Innovation KOBE(アーバンイノベーション神戸)について「請け負い方式ではなく、始めからスタートアップのみなさんに参加していただく、アイデアを募集するやり方もだいぶ定着してきた」との見方を示し、施策が順調に進んでいるとの認識を示した。
加えて、同様の手法が「名古屋や仙台、熊本、姫路など他の自治体のみなさんに参画をしていただいて、アーバンイノベーション・ジャパンということで発展した」と述べ、神戸市が生み出した手法が他の都市にも貢献したことを指摘。さらに足元では新型コロナウイルスの感染拡大が、大きな行政の課題に浮上したこともあり「多様なスタートアップのみなさんが持ち寄る、異なる意見を戦わせて、この時代をしっかりと乗り切ることができれば」と多様性を取り込むことの重要性に言及した。
「GovTech(ガブテック)サミット2021」では、行政(Government)がテクノロジー(Tech)を取り込むことによる行政の効率化と、スタートアップ育成・支援を同時に進めるガブテックのモデルとして、「アーバンイノベーション神戸」の成果をまとめて発表。目立った成果が出たスタートアップの10社のピッチ(事業説明)に加え、スタートアップと行政それぞれの代表者や担当者らとのパネル討論のほか、経済産業省の担当者が同省の取り組みを紹介した。
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