神戸商工会議所、初のピッチイベントに100人参加 会場では情報交換も

20210312神商ピッチイベント

 神戸商工会議所は11日に、新たな技術やサービスの社会実装をめざして企業したスタートアップ6社によるピッチイベント(事業説明会)を開催した(写真)。会場になった神戸商工会議所内のホールには約30人、テレビ会議システムでは約70人と合計およそ100人が参加。各社の事業内容や今後の展望に耳を傾けた。神戸商工会議所が開催する初のピッチイベントで、各社の発表前には共有オフィスなどスタートアップの支援施設から「推薦者」が登壇したのが特徴だ。

 産業用ドローンを使ってインフラ設備を点検する「Pegara, Inc」と地域情報共有プラットフォーム「ためま」は、起業プラザひょうごの運営を担当するNPO(非営利法人)コミュニティリンクの中西雅幸代表理事が推せんした。店舗運営支援のITサービス「FixU」はコワーキングスペースWAY OUTの山岡源氏が自ら、顧客の入退室管理サービスの「80&Company」は繋(つな)がるオフィスPlug078の西山志保里代表が、総菜の定期宅配サービス「ブイクック」は120WORK PLACE KOBEを運営する神戸新聞社地域総研の中川伸一氏が、核酸だけでのゲノム編集技術を実用化する「Nexuspiral」はスタートアップ・クリエイティブラボを運営するリバネスの浜口真慈氏が、それぞれ推せんした。

 各社とも25分の持ち時間で、推せん者による推せん、スタートアップの代表者による事業説明、質疑応答をすべて終わらせる形式で進めた。事業説明に充てる時間は15分内外と、ほかのピッチイベントよりも十分に長く取れたこともあり、イベントは早めに進行。終了後は会場に集まった参加者やスタートアップ各社、共有オフィスの関係者らがあいさつや、情報交換の時間に充てていた。神戸商工会議所は21年度も、スタートアップと既存企業との連携・協業による経済の活性化を促すイベントなどを継続して開く計画だ。

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